これだけは知っておこう!EMC試験の概要と種類

2016年11月24日これだけは知っておこう!EMC試験の概要と種類 はコメントを受け付けていません。

EMC試験とはどのようなものなのでしょう

EMCとは、エレクトロ・マグネティック・コンパティビリティの頭文字による略称です。世の中には電磁波を発生する製品が溢れていますが、これらの製品に囲まれた状態であっても、本来の性能を十分発揮出来ることを、EMC(電磁環境両立性)性能があると言います。たとえばスマートフォンなどの電子機器は、その性能が十分になければ、本来の機能を発揮することは出来ないでしょう。電磁波などに対して十分な耐性があるのかどうか、もしくは妨害電波を発しすぎていないかどうかを調べるテストのことをEMC試験といいます。

本試験におけるエミッション試験とは

その電子機器が世に出せる性能を備えているかどうか調べるEMC試験のひとつがエミッション試験です。本試験においては、対象の製品がどれだけの妨害電波を発しているのか測定する方法が一般的でしょう。外部から電子的に遮断された施設において、およそ10メートルほど距離を空けた観測アンテナにより、妨害電波の強度を調べます。一定時間測定し国が定めている限界値を突破しなければ合格となります。低い周波数しか発さない商品においては、有線を介した漏洩電波を測る試験方法もあります。

もうひとつのイミュニティ試験とは

対象の製品が妨害電波に晒されている状況下でも、求められている性能を発揮出来るか調べるEMC試験を、イミュニティ試験と呼びます。製品そのものが強い妨害電波を発するかどうか調べるもうひとつの試験と異なり、本試験は多様な内容になっていることが特徴です。なぜなら妨害電波が発生する状況は、その製品を利用する環境などによって違うからです。たとえばスイッチオンオフに伴い発生する電波に対する耐性を調べる試験や、落雷の影響を調べる試験などがあります。いずれにせよ、その製品に適したEMC試験になるかどうかは試験官の技量によるところが大きいため、実績のある業者に依頼することが大切といえるでしょう。

EMC試験は、電気機器が機器内部や外部からの電磁波によって機能が阻害されないかを実際に調べます。機器自身が発生する電磁波と、外部からの電磁波の、両方の影響をそれぞれ測定します。